ヴェノム ラストダンスの続きはある?結末・ポストクレジットの意味を整理

ヴェノム ラストダンスの続きはあるのかを考察するための、結末やポストクレジットの余韻を表すイメージ画像 アクション

エディとヴェノムが、あんな形で別れるとは——鑑賞後に「続きはあるの?」と調べたくなった方も多いのではないでしょうか。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」(2024年)は、ヴェノムシリーズの”最終章”として公開されました。ところがエンドクレジット後のシーンが気になって仕方ない、ヴェノムはほんとうに消えてしまったのか、4作目はあり得るのかと、鑑賞後にモヤモヤを抱えている方も多いようです。この記事では、本編の結末からポストクレジットの意味、監督の発言、MCUへの合流可能性まで、調査した内容を整理してお伝えします。

ここからはネタバレを多く含む内容になります。本編を未鑑賞の方はご注意ください。

「ヴェノム ラストダンス」の続きはあるのか?

ここからネタバレを含みます。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」を観た多くの方が真っ先に気になるのが、エディとヴェノムの”これから”でしょう。本作は制作前からトム・ハーディ演じるエディ・ブロックのシリーズ最終作と位置づけられており、タイトルの「ラストダンス」はその決意を象徴しているとも読めます。一方で、クレジット後のシーンには続きへの含みが残されており、単純な「完結」とは言い切れない構造になっています。

監督ケリー・マーセルが語った”余白”の意味

本作を監督したケリー・マーセルは、過去2作の脚本・製作を務めてきた人物で、ヴェノムシリーズを最もよく知る作り手のひとりです。

マーセル監督はインタビューで、ストーリーに意図的に余白を残したのはスタジオのためである、と明言しています。トム・ハーディとの契約が終わった現時点では、「ヴェノム4」を作るかどうかの判断はソニー・ピクチャーズに委ねられているというわけです。「この物語はここで終わり」とも「必ず続く」とも言い切れない、監督自身の言葉がそれを象徴しています。

一方、主演のトム・ハーディはニューヨーク・プレミアで「ヴェノムにさよならするのではなく、ラストダンスへようこそと言うべきでしょう。ヴェノムの物語はまだ終わっていない」と発言しており、続編の可能性を完全には否定していません。

「ヴェノム4」は作られる?ソニーの立場を整理する

ソニー・ピクチャーズにとってヴェノムシリーズは、シリーズ累計13億ドル超の興行収入を記録した大人気フランチャイズです。ビジネス的な観点から見れば、簡単に終わらせる理由はありません。

ただし、「ヴェノム4」を作る場合、主演をトム・ハーディから交代するという選択肢もあります。スパイダーマンシリーズがトビー・マグワイアからアンドリュー・ガーフィールド、さらにトム・ホランドへとキャストを切り替えてきたように、ヴェノムも新たな宿主・新たな俳優でシリーズを続ける可能性は十分に考えられます。現時点では公式発表はないため、最新情報はソニー・ピクチャーズ公式サイトや映画ニュースサイトで確認するといいでしょう。

ポストクレジットシーンが示す”次の可能性”

ヴェノム ラストダンスの続きや結末の展開、物語の行方を考察する雰囲気を表すイメージ画像

本作にはミッドクレジットとポストクレジットの2つのシーンが用意されています。ミッドクレジットでは、コーデックスを失ったにもかかわらず自信満々の態度で「黒の王」を名乗るヌルが登場し、今後のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)における大ヴィランとしての存在感を示しています。

ポストクレジットシーンでは、バーテンダー、シンビオートを入れていたカプセル、そしてゴキブリが登場します。劇中でゴキブリは「核爆発も生き延びる生き物」として紹介されていたため、エリア55の地下深くに保管されていたシンビオートが生き延び、世に放たれる可能性を示唆していると読むことができます。

  • 監督は「余白はスタジオのため」と明言——判断はソニー次第
  • トム・ハーディ本人は「ヴェノムの物語はまだ終わっていない」と発言
  • ヴェノム4が作られるなら主演交代の可能性もある
  • ポストクレジットではヌルとシンビオートの生存を示唆
  • 最新情報はソニー・ピクチャーズ公式サイトで確認を

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」のあらすじと結末

続きの可能性を考えるうえで、本編で何が起きたかを整理しておくことが大切です。ここでは中盤から結末まで、調査した内容をもとにまとめます。

逃亡から始まる最後のロードムービー

物語は前作「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の直後から始まります。エディとヴェノムはカーネイジとの戦いの後、パトリック・マリガン刑事の殺害容疑をかけられ、サンフランシスコ警察から指名手配されていました。無実を証明するため、2人はニューヨークを目指して逃亡の旅に出ます。

その道中で謎の怪物「ゼノファージ」に襲われます。ゼノファージは、シンビオートの創造主である邪神ヌルが放った刺客でした。ヌルは宇宙の果ての牢獄に封じられており、その封印を解く鍵「コーデックス」を求めてゼノファージを差し向けているのです。コーデックスとは、シンビオートが宿主を一度死なせた後に蘇生させたときに生成されるもので、エディはかつてヴェノムに命を救われた際にそれを持つ身になっていました。

エリア51が舞台になるクライマックス

逃亡の途中でエディとヴェノムは、エリア51の地下に設けられた秘密施設「エリア55」へ追い詰められます。そこには複数のシンビオートが収容されており、科学者テディ・ペイン(ジュノー・テンプル)やストリックランド兵士(キウェテル・イジョフォー)もいます。さらにマリガン刑事が実はシンビオートに寄生されて生存していたことも明らかになります。

クライマックスでは、多くのシンビオートがゼノファージと戦い、次々と犠牲になっていきます。ここで注目したいのが、ヴェノムが「エディと共にいること自体が世界の脅威になる」という事実を理解するくだりです。コーデックスがある限りヌルは諦めない——その結論がヴェノムを決断へと向かわせます。

ヴェノムの決断と、エディとの別れ

ラストでヴェノムは自らの命と引き換えにゼノファージを倒し、コーデックスを消滅させます。これにより、ヌルが地球を襲う理由がなくなりました。全てが終わり、ベッドの上で目覚めたエディは「ヴェノム」に語りかけます。しかし、もうヴェノムはエディの中にいませんでした。

この別れのシーンは、単なる「ヒーローが死ぬ」エンディングではなく、6年間ともに過ごした2つの生命の別れとして演出されています。映画全体を「バディコメディ」として読んでいた視聴者にとっては、特にぐっとくる幕切れになっていると言えるでしょう。

  • 前作「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」直後から物語が始まる
  • 邪神ヌルの刺客ゼノファージがコーデックスを狙って追いかけてくる
  • エリア51の地下施設「エリア55」が舞台のひとつ
  • ヴェノムはエディを守るため自らの命を犠牲にする
  • 過去作(2018年・2021年)を先に観ておくと流れが把握しやすい

見どころと、この映画が持つ独特の空気感

あらすじを整理したところで、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」がシリーズを通じてどんな作品だったかを振り返ってみましょう。見どころは派手なアクションだけではありません。

シリーズの本質は「バディコメディ」だった

「ヴェノム」シリーズに対して「ダークヒーロー映画」「バイオレンスアクション」を期待して観た人は、意外な感触を覚えることがあります。実際にシリーズを通して感じられるのは、エディとヴェノムの掛け合いを軸にしたコメディのノリです。

凶悪な見た目の黒い怪物が「お腹が空いた」と文句を言ったり、自由の女神を見たがったりする。その愛嬌ある描写こそがヴェノムシリーズのカラーで、本作でも健在です。エリア51でヒッピー一家と交流するシーンなど、笑いを誘う場面も多く盛り込まれています。

「コーデックス」という設定が物語に深みをもたらす

今作の物語の核になるのが「コーデックス」という概念です。シンビオートが宿主を一度死なせて蘇生させたとき生まれるもの——これはすなわち、エディがヴェノムとの絆によって「生き返った」という事実の証でもあります。

コーデックスがヌルを呼び寄せる原因になっているというのは、「エディとヴェノムの絆そのものが世界を危険にさらしている」という構造です。2人の関係性が物語のリスクにもなっているという設計は、シリーズ3作目として腑に落ちる着地点と言えるでしょう。

ヌルという”シンビオートの神”の存在感

シリーズ最大のヴィランとして登場するのが邪神ヌルです。モーションキャプチャで演じたのはアンディ・サーキスで、コミック原作では宇宙よりも古い存在とされています。

ただし、本作でのヌルはゼノファージを送り込む黒幕として登場するものの、直接対決はほとんど描かれません。ミッドクレジットシーンで再登場し「黒の王」として高らかに宣言する姿が、今後のSSUにおける脅威をにおわせています。スケールは大きく設定されているものの、「ヌルとの全面対決」は本作では描ききられていない点も、続編への期待を残す要素のひとつと見ることができます。

  • エディとヴェノムの掛け合いコメディがシリーズ全体の持ち味
  • コーデックスは「ヴェノムとエディの絆の証」という設定上の深みがある
  • ヌルとの直接対決は描かれず、続編への含みが残っている
  • バディ映画としての感動と、SF的な世界設定を両立している
  • シリーズ未鑑賞なら1作目から順に観るのがおすすめ

主な出演者と登場人物の整理

ヴェノム ラストダンスのポストクレジットや今後の展開を連想させる雰囲気を表すイメージ画像

見どころを押さえたところで、本作の主な登場人物を確認しておきましょう。複数のキャラクターが入り乱れる構成なので、整理しておくとより楽しめます。

エディ・ブロック/ヴェノム(トム・ハーディ)

主人公のエディ・ブロックはフリーのジャーナリスト。地球外生命体シンビオート「ヴェノム」と共生することになった男です。トム・ハーディはエディとヴェノム(声も含む)の両方を実質的に演じており、このシリーズで最もヴェノム尽くしの俳優と言えるでしょう。

日本語吹替版では、エディを諏訪部順一、ヴェノムを中村獅童が担当しています。本作でのエディは「無実を証明したい」という目的と、「世界の危機」という大きな問題の狭間でもがきながら、ヴェノムとの絆を深めていきます。

レックス・ストリックランド(キウェテル・イジョフォー)と科学者テディ・ペイン(ジュノー・テンプル)

エリア51に属する兵士ストリックランドは、シンビオートの捕獲を目的にエディたちを追う立場で登場します。当初は敵対的に見えますが、物語が進むにつれてその目的が複雑であることがわかってきます。

一方、科学者のテディ・ペインは、エリア51でシンビオートの研究に携わっている人物です。幼い頃に双子の兄を亡くした過去があり、その喪失感が彼女の行動の背景として描かれています。本作のクライマックスでは重要な役割を担うことになります。

邪神ヌル(モーションキャプチャ:アンディ・サーキス)とマリガン刑事(スティーヴン・グレアム)

邪神ヌルは、シンビオートの創造主にして”黒の王”を名乗る存在です。宇宙の果てに封印されているため直接は登場しませんが、差し向けるゼノファージがエディたちを追い詰めます。日本語吹替版では大塚明夫が声を担当しています。

マリガン刑事は前作でも登場していましたが、本作では「死んだと思っていたのに生きていた」という驚きの形で再登場します。シンビオートに寄生されたその姿は、ヴェノムシリーズのシンビオートが単なるモンスターではなく「宿主との関係性」が重要な存在だと示す描写のひとつと読めます。

  • エディ役のトム・ハーディは声も含めヴェノム2役を実質担当
  • 日本語吹替:エディ=諏訪部順一、ヴェノム=中村獅童、ヌル=大塚明夫
  • ストリックランドとテディ・ペインはエリア51サイドの人物
  • マリガン刑事の再登場はシンビオートの特性を示す重要な描写
  • キャスト情報の詳細はWikipedia(ヴェノム:ザ・ラストダンス)でも確認できます

MCU合流と「ヴェノム」今後の見通し

出演者を確認したところで、ヴェノムが今後どんな形で描かれる可能性があるかを整理してみましょう。ファンの間でもっとも話題になっているのが「MCUへの合流」です。

MCUに残ったシンビオートの”欠片”という伏線

過去の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)のミッドクレジットシーンで、エディとヴェノムが元のユニバースに戻された際、MCUのバーカウンターにヴェノムの一部が残されたことが描かれました。「ヴェノム:ザ・ラストダンス」本編ではストリックランドがシンビオートの”欠片”を回収する描写があり、シンビオートが一部を排出して残す行動が「生存戦略」として言及されています。

これらの描写を合わせると、MCUのアース616に残ったシンビオートの欠片が今後の作品で登場する可能性があると読むことができます。ただしこれはあくまで「そう読める」という解釈のひとつであり、公式に確定した展開ではありません。

「スパイダーマン4」との関係は?

トム・ホランド主演の「スパイダーマン4」は2026年7月公開が予定されています(※最新情報はソニー・ピクチャーズ公式サイトでご確認ください)。ヴェノムシリーズはSSUと呼ばれるソニー独自のユニバースで展開されてきましたが、スパイダーマンとの共演はシリーズを通じて描かれてきませんでした。

MCUに残った欠片がスパイダーマン4に絡む形で登場するかどうかは、現時点で明らかにされていません。ただ、コミック原作ではヴェノムとスパイダーマンは密接な関係にあるため、いつか交差する可能性はあると考えられています。

「エージェント・ヴェノム」誕生の可能性

ファンの間で語られているシナリオのひとつが「エージェント・ヴェノム」です。コミック原作では、フラッシュ・トンプソンというキャラクターがヴェノムを宿主にして政府の兵士として活動するエピソードが存在します。「ヴェノム:ザ・ラストダンス」でも政府がシンビオートを管理している描写があるため、今後の作品でこの設定が活かされる余地はあると見ることもできます。あくまでも可能性のひとつとして、続報を待つといいでしょう。

  • MCUのアース616にヴェノムの欠片が残されている可能性がある
  • 「スパイダーマン4」(2026年7月公開予定)との合流に注目
  • エージェント・ヴェノム誕生のシナリオがファンの間で語られている
  • ヴェノム4の公式発表はまだない(2025年9月時点)
  • 最新情報はソニー・ピクチャーズ公式サイト、または映画ニュースサイトで確認を

まとめ

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は、エディとヴェノムの物語を一旦閉じながらも、複数の伏線と余白を残した作品と言えます。ヴェノム4の制作可否はソニー次第ですが、ポストクレジットや監督の発言から、「完全な終わり」ではないことは見えてきます。

まず試してほしいのは、本作のポストクレジットシーンをもう一度確認することです。何気なく見えたゴキブリとカプセルの描写が、シンビオートの「生存戦略」と重ねるとより意味深に見えてきます。

エディとヴェノムの別れが最後かどうかは、まだ誰にも断言できません。ひとつだけ言えるのは、シリーズ3作を通じて積み上げられたあの2人の掛け合いは、アメコミ映画史に残る異色のバディ関係だったということです。続報を楽しみに待ちながら、過去作を改めて振り返ってみてください。

当ブログの主な情報源